老後のために忘れてはならない失業保険受給中の年金加入について

国民年金加入や老後の年金受給について、難しくて何となくやり過ごしていませんか。会社員として働いている時は何気なく納めていた年金保険料も、失業中は自分で手続きをして納付しなければ未納状態となります。将来年金が受け取れない事態を避けるためにも、失業中も年金について忘れないようにしたいものです。

失業保険受給中の年金加入について

失業保険ってどんなもの?

失業保険とは求職者給付のことです。仕事を失ってしまった人が次の就職が決まるまで、生活費として手当がもらえる制度。ただし、大事な国民のお金で運用されている求職者給付は誰でも受け取れるわけではありません。雇用保険の加入期間に一定の決まりがあったり、そもそも失業した人に今後働く意思があることが大前提です。そのため、妊娠等により労働を継続することが明らかに困難な場合は働ける状態になるまで受け取れません。

失業中の年金はどうするのか

失業すると、健康保険は所属していた会社の保険を任意継続する人が大半です。しかし、厚生年金保険は退職と同時に資格を失うので、退職後は国民年金への加入義務が発生します。忘れがちですが、失業中の大きな出費となるのが年金料です。住んでいる地域の役場に出向いて手続きが必須。結婚している人は、配偶者の扶養に入るのが一番損をしない方法です。扶養に入れば支払う必要がなくなりますよ。

失業中に国民年金が支払えない

手続きを怠ると将来年金がもらえない?

国民年金に加入すると負担が大きいからと言って手続きを先延ばしにしていると、老後痛い目に会うことになりかねません。国民年金保険料は、滞納すると差し押さえなどの滞納処分を受ける場合がある他に未納のまま放っておくと老後年金を受け取れなくなってしまいます。すでに滞納してしまっている場合は、過去分をさかのぼって納付することも可能ですよ。手遅れになる前に納付状況をしっかり確認してみてください。

どうしても支払えない場合には免除申請を

失業により国民年金保険料の納付が難しい場合、免除や猶予が受けられる制度があります。お金が無いからと見て見ぬふりをせず、申請をして未納状態を脱しましょう。また、未納の場合は障害年金や遺族年金が受けられない場合も。失業して所得が下がっても自動で免除はしてくれません。しかも前年の所得が高ければ支払う金額も高額になってしまいます。申請すれば良いだけなので失業中の時間を有効活用してくださいね。

定年退職後の失業保険と年金受給

定年退職後の年金受給

60歳で定年退職した場合、20歳から滞納することなく国民年金保険料を納付し続けていれば65歳から年金受給が可能です。60歳以降であれば繰り上げて請求もできますが、金額が減額されるので退職する年齢をしっかり考えた方が良いかもしれません。未納期間や免除期間があれば受給額も満額ではなくなる可能性が。遠い将来のことのようですが、若いころからの積み重ねで老後の生活が大きく左右されますよ。

定年退職後の失業保険

定年退職後も、働く意思があれば求職者給付金を受け取ることが可能。定年退職は会社都合の退職として扱われます。年金も失業保険も定年退職後の生活費として同じように見えますが、失業保険はあくまでも今後働く意思があるのに、仕事が見つかっていない人のための給付金です。年金とは少し考え方が異なります。

失業保険と年金は同時に受け取れるか

60歳で定年退職し、失業保険をもらいつつ年金の繰り上げ請求ができるかというと、残念ながら不可能です。失業保険を受け取っている期間中は、年金の支給は止まります。ただし、これは年金を60歳から早期受給する場合の話です。65歳を過ぎて退職すれば、年金を受給しながら失業保険も一時金が受け取れます。ただし金額は大きくダウンするでしょう。

退職する年齢は慎重に

完全リタイアする年齢を60歳にするか、年金が通常通り支給される65歳まで働くか、老後の生活プランを立てる上で非常に大きな決断となります。実は一番お得なのは64歳で退職し、失業保険の受給開始時に65歳になっているパターン。この場合、失業保険と年金ダブルで受給できる可能性が大きくなります。65歳直前で退職するのが一番得をするかもしれません。

まとめ

国民年金は日本国民全てに加入の義務があり、また老後の生活基盤を保障してくれる大切な制度です。安心して老後生活を送るためにも、年金なんて今は関係ないと軽く見ないで納付漏れがないようにしましょう。失業中の年金加入も老後の年金受給も、全て自分から行動を起こして申請していく必要があるもの。知らなかったでは取り返しがつきませんよ。

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