自動車保険を安くするためノンフリート等級を学ぼう

自動車保険の保険料は、人によって金額が違います。簡単に言うと、自動車事故を起こしたことがなければ保険料が安くなりますし、何度も自動車事故を起こしてしまうとかなり割高になります。その仕組みは、「ノンフリート等級別料率制度」と呼ばれます。この仕組みを良く把握することによって、自動車保険の保険料を安くすることが可能です。

ノンフリート等級別料率制度について

等級は20の段階がある

自動車を所有した時の保険は、自動車損害賠償責任保険と、任意保険の2種類があります。自動車損害賠償責任保険は強制加入ですが、それだけでは万が一事故が起こった場合に十分な補償が得られない可能性が高いため、民間保険会社の任意保険にはほとんど全ての自動車所有者が加入しています。そして、任意加入の自動車保険には20段階の等級が定められています。この等級は、保険料の割引比率を定めるためで、「ノンフリート等級別料率制度」と呼ばれ、保険料負担の公平性をはかっています。

ノンフリートの言葉の意味

「ノンフリート」とは、自動車の契約者が所有する自動車が9台以下の場合を指します。それに対し、法人などで10台以上の自動車を所有する場合にはフリート契約と呼ばれます。個人で自動車を所有する場合は、「ノンフリート」契約だけを考えれば問題ないでしょう。そして、保険料は、過去の事故履歴などからノンフリート等級によって区分されますので、個別に異なった金額を支払うことになります。

ノンフリート等級と割引率の関係

ノンフリート等級は下は「1等級」から上は「20等級」まであり、各等級に割引率が定められています。1年間無事故だと等級が一つ上がり、事故を起こし保険を適用すると等級が3つ下がります。「1等級」から「3等級」までは保険料が割り増しになり、「1等級」だと保険料は64%増になります。「7等級」以上は、過去3年間に事故があるかないかで保険料率がわかれ、事故なしで「20等級」の場合63%減になります。

等級の適用のされ方について

新規契約の時は6等級から始まる

自動車に新規契約して自動車保険に加入した場合、「6等級」のノンフリート等級から始まります。「6等級」は19%の割引が適用されます。ただし、実際には年齢条件の設定などによって保険料率は契約ごとに異なります。そして、1年間無事故であれば、一つ等級が上がります。最高の「20等級」になるまでには14年間無事故である必要があるのです。ただし、その新規契約が2台目であった場合、1台目の等級が11等級以上であれば「7等級」から始まります。

記名被保険者を利用して等級を引き継ぐ方法

原則として、「6等級」または「7等級」から始まる自動車保険ですが、記名被保険者を利用すると、等級を引き継ぐことができ、保険料を安くすることが可能です。記名被保険者とは「主に運転する人」のことです。保険料の支払い義務を負う保険契約者とは異なる場合があります。親や配偶者が記名保険者として「20等級」を持っている場合、その「20等級」を自分の等級として引き継げば、いきなり最大の割引率が適用されるのです。

保険会社を変更した時の等級は引き継がれる

自動車を初めて買い換える時の悩みの一つが、「車の等級は引き継がれるか?」ということでしょう。せっかく10年以上かけて「20等級」まで上がったのが、また「6等級」に下がるのであれば、落ち込みますよね。でも、車のノンフリート等級は正確に受け継がれますので、ご安心ください。ただし、割り増しの等級も引き継がれてしまいます。ただし、全契約の満期日から1週間を経過してしまうと、無事故であったとしても再び「6等級」から始まることになってしまいますので、契約更改日は要注意です。

自動車保険の保険料を安くするために

安全運転で無事故が基本

自動車保険を安くする一番良い方法は、安全運転です。無事故を続ければ1年ごとに等級が一つずつ上がり、毎年支払う自動車保険の保険料が安くなっていきます。逆に、「20等級」を記名被保険者を利用して引き継いだとしても、事故を繰り返す度に3等級ずつ下がっていくと、あっという間に2倍、3倍もの保険料を支払うことになってしまいます。

事故を起こしても自動車保険を使わない方法

安全運転をしていても、不可抗力による事故は発生するかもしれません。しかし、事故を起こしたとしても自動車保険の保険金を受け取らなければ、等級が下がることはありません。例えば自損事故を起こした場合、保険金を受け取らずに自費で修理すれば、等級はそのままです。また、事故が起きた場合でも相手の責任の方が大きい「無保険車傷害保険」が適用され保険金を受け取るケースでも等級に影響はありません。

まとめ

自動車保険の保険料は、万一の事故などに備えて加入しておくべきですが、できるだけ保険料を安くするために、安全運転をこころがけるなどしてノンフリート等級を上げることがとても大事です。また、初めて車を所有する場合でも、親や配偶者など同居の親族からノンフリート等級を受け継ぐこともできますので、ご活用ください。

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