「掛け捨て型」と「貯蓄型」、どちらの生命保険を選ぶべき?

生命保険と一重にいっても種類が多く存在し、何を選んだらよいのかと迷っている方が多いのではないでしょうか。生命保険は、「掛け捨て型」と「貯蓄型」の2つのタイプに分かれており、目的別に選べるようになっています。今回は「掛け捨て型」と「貯蓄型」のそれぞれの特徴を理解し、比較をしてみました。

何が違うの?「掛け捨て型」と「貯蓄型」

保険期間が違う

「掛け捨て型」と呼ばれる保険商品の代表は「定期保険」や「収入保障保険」というものです。こちらは「一定期間を保障する」もので、継続する場合は、更新が必要な場合がほどんどです。一方「貯蓄型」と呼ばれる保険商品の代表は「終身保険」というもので、保障期間は死亡するまでです。更新は不要です。

毎月の支払額が違う:掛け捨て型の場合

「掛け捨て型」は月々の支払額が安いのが特徴ですが、貯蓄性はありません。つまり、毎月払ったお金が返ってくるということはなく、保険料を支払っている期間中に死亡、病気、事故やケガをしたときにだけ保険金がおります。契約満期まで何事もなく過ごせた場合には、1円も戻ってきません。

毎月の支払額が違う:貯蓄型の場合

一方、「貯蓄型」の毎月の支払額には貯蓄分も含まれます。そのため月々の支払額が「掛け捨て型」に比べて高いですが、毎月貯蓄をしていることになるので、最終的に払ったお金が戻ってくるのが特徴です。生涯保障なので支払満了後も保障は続きます。支払満了後に解約をした場合には払った金額より多く受け取ることができるため、老後の資金などにあてることができます。

お金を貯められる「貯蓄型」はお得なのか?

お金が戻ってくる貯蓄型の方がお得に思えますが実際はどうなのでしょう。確かに貯蓄型は支払満了まで解約をしなければ、支払った以上のお金が戻ってきます。しかし、支払満了までに急遽お金が必要になり途中解約をすると、戻ってくるお金は支払った金額以下になります。高額な保険料を、何十年と払い続けた場合にのみ利益が出るということになりますので、必ずしもお得であるとは言い切れないでしょう。

払ったお金が戻ってこない「掛け捨て型」は損なのか?

貯蓄型が「保障分」+「貯蓄分」を支払うのに対して、掛け捨て型は「保障分」のみを支払います。そのため月々の支払額が安く、長い目で見ても支払額は安く抑えることができ、例えば30年間支払続けたとして、掛け捨て型は貯蓄型の5分の1の金額程度となります。貯蓄はされませんが、貯蓄型でも支払満了以前に解約をすると、支払った期間によって戻ってくる金額が変わるため、掛け捨て型の方がお得になることもあります。

掛け捨て型に向いている人とは?

ライフステージに合わせて死亡保障の金額を変えたい人

子どもが生まれたからもう少し死亡保障額を上げたい場合や、反対に子どもが独立したから死亡保障額を下げたい場合などには、契約内容をライフステージごとに見直せる掛け捨て型が便利です。貯蓄型だと、内容を見直す=解約となるので、支払満了まで掛け捨て型の5~10倍の一定金額を支払い続けることになります。

貯蓄は自分で行いたい人

貯蓄型の生命保険を使ってお金を貯めていくのではなく、自分で管理しながらお金を貯めたい人は掛け捨て型が向いています。銀行の定期預金の金利に比べると貯蓄型の金利の方が高いのでお得にはなりますが、銀行以外にも株や投資信託などさまざまな投資や資産運用の方法があります。リスクを許容できるならこれらの方法の方がお金を増やしやすくなります。保険会社を使わずにお金を貯蓄・増額したい場合には掛け捨て型を選びましょう。

貯蓄型に向いている人とは?

保険会社を使って貯蓄をしたい人

「銀行の金利は安いし、かといってリスクがある株や投資信託などには向いていない」そんな方には、毎月着実に貯蓄ができ、銀行よりも金利が高い「貯蓄型」が向いています。

長年、一定の保険料を払い続けるほどの余裕がある人

「支払満了までにお金が必要になり解約をした」「途中から毎月の保険料が生活を圧迫し解約をした」などと、早期に解約をすると元がとれなくなってしまうのが貯蓄型。毎月の保険料を支払い続けられるほどの余裕がある場合には、もらい損ねのない貯蓄型が向いているでしょう。

まとめ

「掛け捨て型」は保障料のみを毎月支払うため月々の保険料が安く、「貯蓄型」は保障料+貯蓄分を支払うため毎月の保険料が高くなります。掛け捨て型は、満了まで支払っても払ったお金が戻ってきませんが、そもそも保障料のみを払っているので損ではないと考えます。貯蓄型は、支払満了まで保険料を払い続けた場合に払った額よりも多く返ってきますが、途中で解約した時期に時期によっては元が取れないので注意が必要です。

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