終身or定期、医療保険の賢い選び方は?払込期間についても解説!

医療保険のCMを見ていると、終身保障を謳う商品ばかりが目につきます。終身とは、「死ぬまで」という意味。100歳まで生きることもある高齢化社会では、終身保障は必須なようにも思えますよね。しかし、終身保険は保険料も高額になるので、非常に高い買い物です。家族構成や貯蓄額、人生観とも照らし合わせて選択する必要があります。

医療保険には、どんな種類があるの?

医療保険には、「終身型」と「更新型」がある

一般的に終身保険とは、一生涯を保障する生命保険(死亡保険)を指します。一方、テレビCMなどで宣伝しているのは「終身医療保険」。保険期間10年といった区切りのある定期保険を更新していくタイプと、解約しないかぎり一生保障が続く終身タイプがあります。通常、更新型には最長80歳までといった年齢制限が設けられています。

支払期間には、「終身払い」と「有期払い」がある

一生保障が続く終身医療保険は、保険料も一生払わないといけないのでしょうか?必ずしもそうではありません。一定額を一生続ける終身払いと、一生分の保険料を60歳や65歳までに払い終えてしまう有期払いがあります。前者は月々の保険料が安いかわりに一生の支払い、後者はその逆で、月々の負担が大きいかわりに老後の心配がいりません。

終身保険でも、保険料が段階的に上がっていくタイプがある

終身医療保険のCMでは、「保険料は一生上がりません」と宣言している商品が多いですね。ほとんどの終身医療保険はそうなっていますが、年齢に応じて保険料が上がっていくタイプも存在します。また、保険料が上がらないかわりに保障内容を縮小する終身医療保険も多いので、誤解をしないように保障内容をきちんと確認しましょう。

どちらを選べばいいの?損得の考え方と注意点とは

老後の心配はしすぎなくてもよい?

老後に加入できない、どんどん保険料が上がる、途中で大病すると入れなくなってしまうのではないかなど、更新型のデメリットを挙げていくと、医療保険は終身一択な気がしてきます。しかし、日本には健康保険や高額医療費を保障する制度や生活保護などのセーフティネットもあるので、入院治療を受けたくらいでは生活が破たんしないようになっています。「老後は健康保険適用範囲内で十分だわ」という価値観であれば、更新型も検討の余地があります。

平均寿命が分かれ道。損得は結果論でしかわからない

一生保険料を払い続ける終身払いに対し、一生分の保険料を定年までに前払いしてしまう有期払い。メリットとデメリットは先に述べたとおりですが、支払う保険料はどちらが少なく済むのでしょう?お得なほうを選びたくなるところですが、有期払いの「一生分の保険料」は、「終身払いで平均寿命まで生きた場合」とほぼ同額になるように設定されています。つまり、平均寿命より早く死んでしまうと終身払いが、平均寿命より長く生きると有期払いがお得なので、加入時には答えは出ません。

団体保険を選ぶべき?リスクと支出のバランスを考えて

最大のリスク要因は「退職」

中規模以上の企業に勤めている方には、福利厚生の一環でお得な団体医療保険が用意されていることが多いものです。個人で加入する保険と比べると、格段に安い保険料で手厚い保障が受けられます。しかし、従業員のための保険なので、終身医療保険はありません。定年まで勤めるならともかく、40代や50代で退職することになれば、民間の医療保険に入りなおさなくてはならず、年齢的にも高額な保険料となってしまいます。

手放せない保障は民間保険で対応

しかし、すぐに辞めるつもりがないのであれば、団体保険のお得さは捨てがたいものがあります。リスクを避けて最初から民間の終身医療保険に入っていた場合の保険料の合計と、予想外の退職で団体保険から高額な医療保険に入り直した場合の保険料の合計。退職の時期にもよりますが、どっちが損になるかは予想できないですし、大きく変わらない可能性もあります。学資保険や最低限の死亡保険は民間保険で、その他は団体保険で安く上げるという選択も可能です。

まとめ

終身保障か定期保障か、終身払いか有期払いか、その選択に対する議論は尽きません。それはいくら考えても答えが出ないことだからです。いろんな人の意見を聞くのは大切ですが、最終的には自分が決めたことに自信を持つしかありません。また、10~20年後に家族構成が変われば、ベストな選択も変わってきますので、現段階でのベストな選択をし、定期的な見直しを忘れないようにすることが肝心です。

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