ハイブリッド証券で享受できるメリットと注意すべきデメリットについて

株式と債券の中間的に位置する「ハイブリッド証券」。最近よく耳にするようになってきました。証券を「①普通社債」「②期限付劣後債」「③永久劣後債」「④優先出資証券」「⑤株式」に分けてみます。するとこの②~④のことをハイブリッド証券と呼ぶことができます。では、今からこの「ハイブリッド証券」のメリット・デメリットを紹介します。

異なるハイブリッド証券の性質を見てみよう

ハイブリッド証券の性質とは?

ハイブリッド証券の種類、組入比率などは、当然証券会社によって異なります。ハイブリッド証券の「②期限付劣後債」「③永久劣後債」「④優先出資証券」のうち、②~④の数字が大きくなればなるほど、つまり、「④優先出資証券」などの組入比率が高くなると、株式的な要素が高まります。各々の証券会社において、組入比率は任意に設定されますので、ハイブリッド証券は債権的性質の大きいハイブリッド証券と株式的性質の大きい証券をブレンドしたものとも言えます。異なる性質のハイブリッド証券があると言えますね。

「期限付劣後債」などの割合が大きいハイブリッド証券の性質

「①普通社債」の価格変動は非常に小さいと言えます。その「①普通社債」に近い性質のある「②期限付劣後債」などの割合が大きくなると、どういうことが言えてしまうのでしょう。みなさんもお分かりのとおり、そのハイブリッド証券の価格変動は小さくなるということができます。

「優先出資証券」などの割合が大きいハイブリッド証券の性質!

みなさんも知ってのとおり、「⑤株式」の価格は日々、目まぐるしく変動しています。すなわち価格変動は非常に大きいと言うことになりますね。その「⑤株式」に近い性質のある「④優先出資証券」などの割合が大きくなると、どういう性質のあるハイブリッド証券となるでしょうか?そうです。そのハイブリッド証券の価格変動の大きさは大きくなるということになりますね。

大きく異なる同じハイブリッド証券の性質から見えてくること

今までハイブリッド証券を大きく分けて、「期限付劣後債」などの割合が大きいハイブリッド証券と「優先出資証券」などの割合が大きいハイブリッド証券についての性質について述べてきました。つまり、言えることはハイブリッド証券は大きく分けて、2つの性質を持っていることになります。この大きな性質の違いによって、見えてくるハイブリッド証券のメリットとデメリットがあると思います。このハイブリッド証券のメリット・デメリットを正確に把握し、ハイブリッド証券を扱いたいものです。

ハイブリッド証券のメリットとは?

同条件の社債とくらべてみてみると、「利回り・配当率が高い」

特に「②期限付劣後債」は、一見してみるとほとんど「①普通社債」と変わりがありません。しかし、同じ会社が発行する社債と比較してみると事情が異なってきます。まず大きく異なるところは、高い利回りだと言えるでしょう。「②期限付劣後債」は債券と近い性質もありますが、また、株式としての性質も少し持ち合わせています。ですから同じ期間の債権と比較すると高い利回りになるのです。また、「④優先出資証券」は、どちらかと言えば株式に近い性質。そのため、高い配当を受けることができます。

ハイブリッド証券のデメリットとは?

「低い返済順位」に「流動性が悪い」、この2点には要注意!

ここで視点を変えてみましょう。企業側から見てみます。「①普通社債」より資本に近いと言えるハイブリッド証券は、会社が返済不履行などになると返済順位が低いです。また「④優先出資証券」など、株式に近い性質のものは、配当を受けとることがない場合もあるようです。また、ハイブリッド証券は株式や債券などと異なって市場規模を考えますと、小さく、そのため、価格変動が大きくなる場合がありますし、売買する機会が少ないといったことも考えられます。これらのデメリットには要注意と言っておきましょう。

まとめ

ハイブリッド証券と言ってもそれぞれの性質があり、債権に性質が近いものから、株式に性質が近いものまで色々ありましたね。債権に近い性質のハイブリッド証券はそれだからこそ受けることのできるメリット、デメリットがありました。また、株式に近いハイブリッド証券に関しても同じことが言えます。ハイブリッド証券に興味があり、売買をしようと思う方はこれらのメリット・デメリットをよく理解して取引に挑みましょう。

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