国民健康保険料で税金控除が受けられる?!知っておきたいまめ知識!

自営業をされている方や社会保険のない会社にお勤めの方は「国民健康保険」に加入しているかと存じます。また、転職された方も一時的に「国民健康保険」に加入するケースもあります。それらの場合すべて、支払った全額が所得控除の対象ですので、きっちり申告して節税しましょう。国民健康保険料の控除について、わかりやすくご紹介します!

国民健康保険料を控除して節税しよう!

国民健康保険とは?

そもそも国民健康保険とは何でしょうか?給与所得者の方で健康保険料を天引きされている方は、健康保険組合や協会けんぽなどの「社会保険の健康保険」に加入しています。一方「国民健康保険」とは、日本の社会保障のひとつですが、運営は各市区町村が行っている健康保険制度です。従業員を持たない個人事業主・退職した人・社会保険の無い会社にお勤めの人などが加入することが多いです。

保険料を控除することの意味とは?

健康保険の種類が何であれ、支払った健康保険料は全額「社会保障控除」という名目で、所得から差し引くことができます。要するに、「税金がかかる所得を減らすことができる」ということですね。さらに付け加えるなら、「税金がかかる所得を減らすことができる」=支払う税金を減らせる、ということになります。

どういう人にとってお得なのか?

国民健康保険料を控除することで税金が返って来たり、納める税金を減らせる可能性があるのは以下のようなケースです。
・会社を退職して、1ヵ月でも国民健康保険に加入していた、または加入している
・個人事業主さんで、所得税の確定申告をする必要がある
・扶養している親などの「後期高齢者医療制度」保険料を支払った
・所属している会社には社会保険が無い。年末調整をしてもらえない
・過去の国民健康保険料を支払った

国民健康保険料を控除する方法

国民健康保険料控除のタイミング

国民健康保険は、自動的には控除されません。ご自身でアクションを起こす必要があるのです。控除申請するタイミングとしては「1.会社の年末調整のとき」「2.確定申告をするとき」のふたつです。どちらが良いというのはありませんが、就業されているなら年末調整が楽です。会社に所属されていない方は確定申告をしましょう。

会社の年末調整で申告する

会社で年末調整をしてもらえるのであれば、簡単な書類のみで申告できますのでこちらをおすすめします。年末調整はその年に概算で支払っていた所得税を、文字通り「年末」に確定し・精算するためのものです。年末が近づくと会社から「給与所得者の保険料控除及び配偶者特別控除の申告書」という紙をもらいますので、その申告書の「社会保険料控除」欄に種類や金額を書き入れるだけです。

確定申告で申告する

会社に所属していない場合や、年末調整で提出し忘れたという場合は、毎年2月中旬~3月中旬に行われる確定申告で申告をします。一見すると難しそうですが、手引きの通りに記入するだけですので、意外と手間はかかりません。インターネットサイトで作成して、プリントアウトして申告することもできます。こちらは入力したものを自動計算してくれますので楽に作成できますよ。時期になれば税務署や役所などで申告書がもらえます。

国民健康保険料の控除で注意したいこと

国民健康保険は、一般の生命保険や地震保険のように「今年あなたが納めた保険料は○○円です」という「控除証明書」が送付されてきません。支払った金額はきっちり把握しておくか、納付書は保管しておきましょう。万一、証明書類が必要であるなら、役所で手続きすれば発行してくれる場合もあります。

過去に払っていなかったり、分割での支払いが残っていたりして、国民健康保険料をこの1年で支払った場合も、その年の所得控除の対象となります。大切なのは「いつの分の保険料」ではなく「いつ支払った保険料」であるか、ということなのです。付け加えると、過去だけではなく、先の保険料=前払い保険料でも、支払った年が控除の対象となります。

生計を一にする親や子供などの親族の国民健康保険料を支払った場合は、こちらも控除の対象となります。ただし、「生計を一にする」ということが条件ですので、当てはまらない場合はたとえ実際に支払っていたとしても、控除の対象にはなりませんので注意が必要です。また、後期高齢者医療制度の保険料も対象ですが、保険料は年金から天引きされているケースが多いですので、こちらも確認が必要です。

まとめ

国民健康保険料は、一般の生命保険や医療保険とは違い、支払った金額がすべて所得控除の対象となります。税金がかかる所得がそれだけ減ることになるので、所得税はもちろんですが、住民税も安くなる場合があります。「控除証明書」などの通知が来ませんので、ご自身でしっかり把握して年末調整や確定申告を使って申告をしましょう。

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